プライド

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 今井美樹について語るとしたら、この曲の背景に不倫略奪愛があるにも拘らず、この曲の凛とした美しさが損なわれない不可思議さだ。それは長年の疑問だった。それがようやく一つの答えにたどり着いたので書き留めておきたいと思う。

 この曲の作詞は布袋寅泰。布袋はこの歌詞を書いた当時、山下久美子という妻があり、その中でこの切なる想いが籠った歌詞を書き、この歌詞は不倫相手の今井美樹によって歌われる。

 彼女がこの曲を歌う時、自分の中の一つの真実を貫いた潔さを感じる。それがこの曲に重なり決定的に美しくしているように思う。~だけど今は、あなたへの愛こそが私のプライド~『だけど今は』という言葉に含まれる重さ。それはたどり着くまでの過程の痛みだったりするのだろう。

 この歌の歌詞の中で一番理解しにくいのは~優しさとは許し合う最後の真実~だ。これは本当なら山下久美子との関係の中にあるべき言葉のように感じる。愛がある関係の中で許し合うことは難しいことではないから。いや、難しいのかも知れない。人が人を許すこと、許し合うことは。